HY HOUSE 1

超普通
当たり前にあるものの内に見落とされた当り前ではないもの。

<左>ファサード
ありきたりのシルエットでも、外観を構成する要素を工夫すれば印象が変わります。庇、手摺、開口部、そして外観のどこからどこまでをひと塊と見做すのか。ちょっとした?気遣いでけっこう違います。

<右>車庫
施主が見つけてきた照明はLEDを組み合わせるものでした。隣の部屋の仕事場では組み合わせを変えて用いています。

<上>階段
一階は玄関を兼ねているため単なる動線にはしたくなかった。そのため、照明や屋上に面したハイサイドライトの光が木洩れるように段板や蹴込板にパンチング加工をしました。また、面積的に階段をコンパクトにする必要があったため、踊り場の上り下り一段目を揃えています。こすると側桁の寸法を確保するために野暮ったいデザインになりがちです。そのため、ここでは側桁にRを付けて必要寸法を確保し、その造形をモチーフにして階段をデザインしています。

<左>車庫の隣は施主の仕事場。
どこにでもあるもの、AC、収納、建具を漂白して抽象化し、平面的なコンポジションを重ねるようにしてデザインいます。

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