ベラルーシのデモに思う

私はデモの主張に賛同することはあっても参加したことはない。ただ、選挙投票は欠かしたことはない。ベラルーシのデモは選挙が信用できないというデモだ。もし日本で同じようなことがあれば私でもデモに参加しないわけにはいかないだろう。

もうじき交代する現政権を見ているとだいぶ怪しくなってきたが、今のところ、投票は国民(有権者)が政治に対して行使できる最も強力な手段だと思っている。ただ、この手段は数が集まらないと効力が格段に落ちる。それは意見を同じくする人の数のことだけでなく、賛成反対に関わらず、民意を反映しないという点において致命的に効力を失う。政治家がやりたい放題やっているとすれば(私はそう思っているが)、それは、何をやっても民意が選挙に反映されることはないと政治家が高を括っているからだ。要は、国民は奴らに思いっきりなめられている!からだ。

日本でも、ベラルーシのようにデモに参加する人はみんな選挙で投票しているはずだが、選挙が終わり、いざ政府が動き始めてから「ふざけんな!バカヤロー!」と思っても後の祭りだ。そのときになってデモでシュプレヒコールを上げても民意は反映されない。それなら、その前にみんな選挙ぐらい行って欲しいものである。投票率が半分に届くかどうかなんてまったくもって話にならない。それこそ「ふざけんな!バカヤロー!」だ。

PAGE TOP