異次元の...

これまでのイデオロギーに従うなら,経済的(マクロとして)に富むには,産業技術的に進んでいることが必須要件であることは間違いないだろう.そのためには,理科学的なことだけでなくそれを扱うための人間の素養も含め高度な教育が必要になる.それにも関わらず,人間のように長生きな生き物は代替わりが遅いから,生物としての人間の進化は自分たちが生み出した技術が求める進化に到底追いつけない.だから,世の中の技術が進むほど教育には時間と金が必要になる.それができなければ,経済が後退するか社会が荒廃するか或いはその両方か,好ましい未来は待っていない.

少子高齢化の原因を突き詰めていくとこの辺りにたどり着くような気がしてならない.それにしては政府の言う異次元はショボい.教育には時間がかかるから,先ず初めに教育にテコ入れをしておく必要があるだろう.有能な人材を早く社会に供給するには跳び級を奨励する.また,若い労働力の確保と同時に何を学ぶべきかを学ぶため,高校を卒業したら一度インターンとして数年仕事に従事する.だから,高校もしくは大学教育まで無償化する.インターン時代の稼いだ金はその後勉強するための頭金くらいは捻出できるだろう.このような教育と労働源を一体的に捉えることが必要だと思う.

更に,これにはきっと副産物がある.賛否があることは承知だが,産業と大学以上の高等教育の交流が進む.また,資本主義社会で生きていくことに耐性ができる.つまり,子供を育てることのハードルが下がる.そうはいっても人間は未熟だから,きっと離婚も増加するだろう.そのためには,現在既に少し検討しているようだが,親権(血のつながりに拘らない親の在り方も含め)の在り方も並行して改革する必要があるだろう.

このくらいやらないと異次元とは思えない.財源問題は常に付きまとうが,政治家を半分に減らしたら,国民も緊迫感をもって応えるのではないだろうか.随分むしのいい予定調和だが,このぐらい箍を外さなければならないほど既にひっ迫している気がする.

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